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Color Me Shop!pro
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特殊警察部隊スタント・スクォード
原題:STUNT SQUAD
本編時間:97分
制作年:1977
制作国:イタリア
監督:ドミニコ・パオレッラ
解説・脚本:ドミニコ・パオレッラ ダルダーノ・サセッティ
撮影:マルチェッロ・マショッキ
ナード・シュレイダー チエコ・シュレイダー
音楽:ステルヴィオ・チ...
街が怒った!残虐非道な犯罪者どもは街によって殺処分される!いまこそ復讐のとき!
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2023-03-21T01:08:53+09:00
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ハイ・スクール・ウルフ
原題:FULL MOON HIGH
本編時間:95分
制作年:1981年
制作国:アメリカ
監督・製作・脚本:ラリー・コーエン
撮影:ダニエル・パール
特殊メーキャップ:スティーブ・ニール
出演:アダム・アーキン エド・マクマホーン ロズ・ケリー パット・モリタ
美女のお...
美女のお尻まる齧り!永遠の生を与えられた男子高校生のウルフマンが巻き起こすハチャメチャ大騒動!
アメリカB級映画の帝王ラリー・コーエン(2019年3月23日に逝去)が発表した狼男コメディ。『ティーン・ウルフ』と同様のシチュエーションながら、実はこちらのほうが4年も早いのだ。『悪魔の赤ちゃん』『空の大怪獣Q』『マニアック・コップ』等、奇想天外なストーリーを創出し続けてきたコーエンの先見の明が光る。永遠の生を得た者がかつての人間の知り合いとの年齢のギャップに苦しんだり、時代の流れに立ち会うという展開は吸血鬼ものでは多く見られるが、狼人間ものでは少ない。こういう着眼点にも脱帽だ。『ベスト・キッド』の名優パット・モリタも脇を固める。
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2019-07-28T18:03:58+09:00
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エボルバー
原題:EVOLVER
本編時間:92分
制作年:1994年
制作国:アメリカ
監督・脚本:マーク・ロスマン
製作総指揮: マーク・アミン
撮影:ジャック・ハイトキン
音楽:クリストファー・ティン
ロボット・デザイン:スティーブ・ジョンソン
出演:イーサン・ランドール...
倒される度に奴は強くなる。果てしない進化を続ける殺人ロボットの恐怖からは誰も逃れられない。
ヴァーチャル・シューティングゲーム王者の少年カイルがプレゼントされた、家庭用リアルゲームロボット「エボルバー」。子供たちが決闘ごっこに興じるために試作された人工知能搭載ロボットだったが、実は軍事用殺人ロボとしてのプログラムが隠されており、ふとした弾みで本性が発動してしまった。倒されても自己修復し、さらにはより強力な武器を内臓した戦闘マシンへと進化し続ける。相手の動きを学習し、同じ手は二度と通用しない悪夢の殺人ロボットをカイルは倒せるのか…。 前半はファミリームービーのような朗らかなムードで進むが、エボルバーが殺人ロボとしての自覚を取り戻した以降は、スラッシャー映画と化し、作品全体にドライブがかかってくる。丸ノコギリで切りつけ、自動車のプレスで圧殺し、一度は捕らえられた回収車からもなんなく脱走。最終ラウンドでは、主人公の家族を人質に取る、鬼畜の所業までやってのけるエボルバーの活躍に拍手喝采だ。攻撃される度に強くなる設定は『ウルトラマン』のザラガスや『ジョジョの奇妙な冒険』のアヌビス神、『幽遊白書』の黒桃太郎等、日本のサブカル作品でも馴染みが強く、好感度大。自己修復と進化の過程のSFXは『アビス』でオスカー受賞歴もあるスティーブ・ジョンソンが手掛けているだけあり、ほれぼれするアナログ特撮を味わえる。CGでは描写できない、生っぽいメカの有機的な動きが素晴らしい。そして、この殺人ロボットの声をあてているのは、なんと名優ウィリアム・H・メイシー。普段の出演作では、人殺しにヒドイ目に遭う役回りが多い彼だが、本作においては、『ファーゴ』の殺人者コンビも裸足で逃げ出すシリアルキラーぶりを怪演。なお、本作は日本劇場未公開だが、ビデオ発売当時、雑誌ビデオでーたの「おすすめ未公開映画」に認定されている。
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2017-11-26T22:26:26+09:00
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男の出発
原題:THE CULPEPPER CATTLE CO.
本編時間:92分
制作年:1972年
制作国:アメリカ
監督・原作・原案:ディック・リチャーズ
製作:ポール・A・ヘルミック
脚本:ローレンス・エドワード・ウィリアムス ラルフ・ウールジー
脚色:エリック・ベルコビチー グレ...
少年はカウボーイを夢見て、大人の世界へと出発(たびだ)った…。
南北戦争後のテキサス。カウボーイに憧れる16歳の少年ベンは大人の世界へと旅に出る。憧れとは程遠い、過酷な生活の中で、男の世界を身をもって学んでいくベン。やがて、彼は本当の男の価値を知ることになる…。 『おもいでの夏』の瑞々しいゲイリー・グライムスが繊細な主人公の少年を好演。後に『さらば愛しき女よ』で知られることになるディック・リチャーズが初メガホンを握った本作はセピア調の叙情性に彩られた、青春ウェスタンの隠れた名作である。タフでなければ生き残れない西部の大地でナイーブな少年が大人へと成長していく物語としては、『夕陽の群盗』(72年)や『スパイクス・ギャング』(74年)が同時期に作られており、本作を含めてどれもが見せかけの暴力ではない、本当の勇気とは何かを少年を目を通して描く、真摯な作品。ジェリー・ゴールドスミス作曲による、郷愁を誘う切ないスコアも必聴。なお、70年代前半のジェリーは『砂漠の流れ者』『ラスト・ラン/殺しの一匹狼』『パピオン』と男泣き映画ばかりを担当していたことはは覚えていくべきだろう。
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2017-07-27T22:13:19+09:00
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渦 官能の悪夢
原題:Maelstrom
本編時間:86分
制作年:2000年
制作国:カナダ
監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーブ
製作:ロジェ・フラピエ リュック・バンダル
編集:リシャール・コミュー
撮影監督:アンドレ・ターピン
作曲:ピエール:デロシュール
録音:ジル・コルベー...
ドゥニ・ヴィルヌーブ、カナダ時代の幻の傑作!悪夢的イメージの中、ある女の転落と再生を描いたエロティック・サスペンス!
大女優を母に持つ若きブティックオーナーのビビアン。母親譲りの美貌と名声を手にしている彼女はしかし、満たされない思いから刹那的で空虚な日々を送っていた。ある夜、彼女は飲酒運転をした挙句、見知らぬ男を轢き殺し、そのまま逃げ去ってしまう。事件は発覚することなく、次の日もいつもの日常がやってくるが、その日からビビアンは悪夢にとり憑かれるようになり、やがて現実と非現実の区別すらつかなくなる…。 今年のアカデミー賞で8部門にノミネートされた傑作SF『メッセージ』を手掛け、今やハリウッドでもトップクリエイターの1人に数えられるカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーブが2000年に発表した、カナダ時代の作品。当時の日本での人名表記はデニ・ビルヌーブとなっており、表記が固定されていなかったことからも、日本における知名度はまだ低かったと思われる。だが、ブルーとホワイトに塗り分けた冷たいカラーと抑制された演出、女性の鬱屈と自立を描いた物語等、後のヴィルヌーブ作品でも見られる要素は本作で既に現われている。本作ならではの点で目を引くのは、ユーモアと生々しい生理描写。映画が始まり、最初にセリフを発するのは何と魚。汚らしい調理場でまさに捌かれようとしているグロテスクな魚が映画全体を通した語り部として機能。他の部分は演技も演出も生真面目にも関わらず、この人を食った魚のぼやきナレーションが随所に差し込まれることで、逆にユーモアが映画全体に不穏な空気を注入している。また、主人公の初登場シーンが堕胎場面というのも強烈だ。無軌道なセックスの果ての妊娠で授かった子供を中絶し、クリニックの職員が胎児を焼却処分するところまで見せる厭さ。この辺りの描写やテーマはアカデミー賞外国語映画賞を受賞した2010年の『灼熱の魂』にも通じる。なお、本作もアカデミー賞外国語映画賞のカナダ代表作品に選ばれている。脚本も本人が手掛けている本作は、現在のヴィルヌーブへ至る道を振り返る上で重要な一作だ。主演のマリ・ジョゼ・クローズは日本では未公開作が多いが、『ミュンヘン 』(2005)や『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)等、日本で観られる作品もある。
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2017-06-17T22:32:21+09:00
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核シェルター・パニック
原題:MASSIVE RETALIATION
本編時間:90分
制作年:1984年
制作国:アメリカ
監督・製作:トーマス・A・コーエン
脚本:ラリー・ウィットンバート リチャード・ベバン
製作総指揮:スティーブ・マイケルソン
出演:トム・バワー カーリン・クロケット ピータ...
核戦争におけるもうひとつの恐怖を鮮烈なタッチで描ききった衝撃の問題作!
独立記念日の休日を共に過ごすためにカリフォルニアの丘陵地帯にやってきた3つの家族のもとに突然ソ連が核攻撃を開始したとのニュースが入ってきた。恐怖にかられた3つの家族の人々は自分たちが共同で所有する核シェルターへ向かって避難を始めるが…。緊迫した世界情勢の中、日本でも近年、核シェルターが爆発的に売れているという。核大国アメリカでは古くは50年代から核攻撃の脅威に備え、核からの避難方法やシェルター購入、建設が国をあげて国民に促されてきた(『アトミック・カフェ』を見よ)。名作TVムービー『ザ・デイ・アフター』(1983)の翌年、冷戦真っ只中に公開された本作は低予算ながらも核戦争の恐怖とパニックにより剥き出しになる人間の愚かさを描いている。予算の都合でスケールも小さく、役者やエキストラの人数も寂しい限りだが、その殺風景さを逆手にとり、荒涼かつ殺伐とした世界観を描写する画作りに活かしているのは上手い。『ポリスアカデミー』シリーズのゼッド役で有名なボブ・ゴールドスウェイトも顔を覗かせている。来るべき終末に備える人々「プレッパーズ」が日本でも増加することが予測される現状において、本作は未来への予習として必見だ。
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2017-05-17T00:40:21+09:00
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エンカウンターズ〜未知への挑戦〜
原題:ENCOUNTER AT RAVEN'S GATE
本編時間:90分
制作年:1989年
制作国:オーストラリア
監督・脚本:ロルフ・デ・ヒーア
脚本・製作:マーク・ローゼンバーグ
製作総指揮:アントニー・I・ジンネイン
出演:スティーヴン・ヴィドラー セリーヌ・グリフィン ...
はるか時空を超えて、底知れぬ恐怖はやってきた… 衝撃の近未来SFサスペンス!!
円盤書籍の名著『定本 何かが空を飛んでいる』の稲生平太郎も著作の中で絶賛した、円盤映画の隠れた傑作。バラエティ誌の「『マッドマックス』以来、サスペンスの最高傑作!」という評は意味不明だが、本作がとてつもない緊張感を持った作品であることは確か。灼熱の荒地が広がるオーストラリアの田舎町を舞台に、仮出所中の暴力男とウダツの上がらない町の人々の間に漂う張り詰めた空気。羊の全滅や怪奇音などの異常現象にさらされ、ジリジリと精神を病んでいく者たちの前に現れた、巨大ミステリーサークル…。 円盤の正体は何なのか、何故人は円盤が見えるのか、そもそも何故円盤なのか。凡百の宇宙人コンタクト映画と一線を画す、紛うことなき純正円盤映画である。監督のロルフ・デ・ヒーアは長編デビュー作『ヒコーキ野郎/スカイ・キッド』(1984)の時から、空を飛ぶ何かにとり憑かれている男。音楽界の重鎮マイルス・デイヴィスが出演した『ディンゴ』(1991)を手掛ける等、その多彩なセンスから、オーストラリアの至宝とも呼ばれる名監督だ。
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2017-01-16T23:11:24+09:00
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アンデス地獄の彷徨 航空機墜落・極限の乗客たち
原題:SURVIVE!
本編時間:82分
制作年:1976年
制作国:メキシコ・アメリカ
監督・脚本:ルネ・カルドナ
製作:コナシネ&ルネ・カルドナJr
原作:クレイ・ブレアJr
製作総指揮: ロバート・スティグウッド アラン・カー
音楽:ジェラルド・フリード ラウル・ラ...
極限に追い込まれた人間の悲しく凄絶な闘いを描いた秀作。1972年に起きた、ウルグアイ空軍機571便遭難事故から僅か4年後に公開されたセンセーショナリズムに溢れた問題作。
同じ遭難事故をテーマにした『生きてこそ』(93)ではスーパーで売ってそうな肉の切り身程度の人肉であったが、ゲテモノ映画である本作には遺体を捌いて肉片、臓器を切り分ける描写がある。思わず口元を手で抑えたくなるが、彼らは実際にそれを行うことを決断した(現実にはもっと生々しくえげつなかったであろう)。ゲテモノ映画だからこそ映し出せる描写や伝えられるテーマもあるのだ。監督のルネ・カルドナは60〜80年代のメキシコであらゆるジャンルの映画を100本以上撮り、俳優としても活躍。日本では殆ど知られていないが、メキシコの映画ファンには馴染みの深い人物。日本でもVHS・DVDが出ている『暴行魔ゴリラー』(68)はゴリラの心臓を移植された青年が暴れまわるエログロ・スプラッタ映画で、一部ではカルト化。『アンデス』『暴行魔ゴリラー』の脚本にも参加した息子のカルドナJrは『大竜巻 サメの海へ突っ込んだ旅客機』(78)、『ガイアナ人民寺院の悲劇』(80)等のこれまたエグイ映画ばかりを手掛ける監督として成長し、親子揃ってトチ狂ったゲテモノ映画を量産。さらにはJrの息子ルネ・カルドナ三世も職人監督として活躍しており、カルドナDNAは受け継がれている。Jrによる『大竜巻』は極限状況の遭難乗客たちによる人肉喰いを描き、『ガイアナ』では現実に起こった凄惨な事件をエロとバイオレンスたっぷりの悪趣味仕立てで映画化。父の『アンデス』があったからこそ、この両作が生まれたとも言え、親から子へ伝えられるゲテモノ映画魂には熱いものがある。
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2016-12-19T00:20:58+09:00
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マクベス
原題:The Tragedy of Macbeth
本編時間:140分
制作年:1971年
制作国:アメリカ・イギリス合作
監督・脚本:ロマン・ポランスキー
脚本:ケネス・タイアン
原作:シェイクスピア古典戯曲より
製作総指揮:ヒュー・M・ヘフナー
製作:アンドリュー・ブラウンズバ...
史上最も陰惨なで暴力的な『マクベス』!ロマン・ポランスキーの手により真の映像化が実現したシェイクスピア古典文学完全映画化!
誰もが知るシェイクスピアの名古典文学『マクベス』を『ローズ・マリーの赤ちゃん』の名匠ロマン・ポランスキーが映像化。妻であるシャロン・テートをチャールズ・マンソン率いる狂信的カルト集団に惨殺されたのが69年であり、2年後に公開された本作との結びつきをことさら強調するつもりはないが、神の救いなどなく、常に暗雲が立ち込め、登場人物も皆“血”と“呪い”に囚われているこの映画には、ポランスキーの世界に対する心のありようが刻まれているように思えてならない。また、職人監督でもあるポランスキーは本作で古典文学特有の大仰な演出を廃し、現代風のリアリズム演出と分かりやすい台詞回しで万人にも理解できる作品作りを目指している。名盤『魔術師』(!)で知られるイギリスのプログレ・ロック界が誇るバンド、ザ・サード・イアー・バンドが音楽を手掛けていることにも、本作を古典などと呼ばせないという作り手の意気込みを感じる。ニューヨーク・ポスト紙のフランシス・ヘリッジが寄せたコメント「セリフが非常に明瞭で、意味深遠な名作中の名作。すべての若者にとって、生きた教育となるだろう!」は何を言っているのかイマイチ分からないのだが、あらゆる若者に観てほしい映画であることにはまったくもって同意する。
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2016-11-04T00:52:27+09:00
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ジョーズ’98 激流篇(日本語吹替版)
原題:GREAT WHITE
本編時間:87分
制作年:1998年
制作国:アメリカ
監督・脚本:ザック・リーダー
製作:ブライアン・ウッド
撮影:ケン・スタイプ
編集:ジョナサン・アレクサンダー
音楽:ジギ・メローニ
SFX:ダニエル・マッキニー
出演:リチャード・キー...
海の獲物は喰いつくした!!ジョーズがまさかの川に出現!これは実話である。シリーズ初の実録シャークムービー。
ジョーズが川に出現する。幽霊シャークやメカ型シャーク、トルネード型シャーク以上に信じられないが、なんとこれは実話なのだ。アメリカはネバダ州コロラドで実際起こったジョーズ事件をテレビ映画化した本作は、トゥルーストーリーであるにも関わらず、「ジョーズの存在に耳を貸さない大衆」「孤立した中で、ジョーズとの対決に望む主人公」等と名作『ジョーズ』のあらすじをなぞっている。いかにスピルバーグと原作者のピーター・ベンチリーが偉大であったかがあらためて分かるだけでも本作の存在意義はある。監督・脚本のザック・リーダーは他に『サイバー・エイリアン』の製作総指揮をしている以外に目立った活動がない寡黙な映画製作者。字を読むのが疲れる人に嬉しい日本語吹替版。
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2016-09-04T22:02:27+09:00
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アメリカン・ゴシック
原題:AMERICAN GOTHIC
本編時間:89分
制作年:1986年
制作国:アメリカ
監督・脚本:ジョン・ハフ
脚本:テリー・レンズ
製作:ジョン・クエスティッド クリス・ハロップ
製作総指揮:ジョージ・ウォーカー マイク・マンレイ レイ・ホーマー
撮影:ハーヴェ...
外界と隔絶された孤島に棲むゴシック狂人一家!パパの威厳には誰も逆らえない。田舎ホラーの隠れた名作!これぞ病んだアメリカだ。
自らの赤子を死なせてしまったことで精神を病んだシンシア。夫と友人たちは彼女を連れて気晴らしの旅行に出かけるが、操縦したセスナ機が故障して謎の孤島に辿り着く。そこには1920年代の厳格な生活をいまだに続ける一家が住んでいた。始めは若者たちを迎え入れた一家だったが、若造どもの乱痴気騒ぎを見て豹変。「ふしだらな悪魔どもに神の裁きを下すのだ!」と一家の主「パパ」が吠えた!果たして、若者たちはこの悪魔島から生きて出られるのか…。1930年にアメリカの画家グラント・ウッドが描いた絵画「アメリカン・ゴシック」。初老の夫婦を描いたこの絵は厳格で禁欲的な古きアメリカ人の象徴として捉えられることが多い。モラルの崩壊を嘆く、旧価値観の住民たち。映画『アメリカン・ゴシック』は絵のテーマを『悪魔のいけにえ』的な田舎ホラーとして映画に置き換えたものだ。「パパ」が支配する一家はママやキチガイキッズ(中年になっても少年少女の格好をしている)らどいつもこいつも完全にイカれている。監督のジョン・ハフは『小さな目撃者』『ヘルハウス』『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』『事件記者コルチャック』の数エピソードを手掛ける大ベテラン。特に幽霊屋敷もの『ヘルハウス』は全カットに緊張感と禍々しさが宿る傑作だった。本作でもまるでこの世から隔絶されたかのような孤島にポツンと建つキチガイ一家の住処は地獄の館のよう。キチガイ中年少女が勢いをつけたブランコに若者を乗せて崖に放り落とすシーンは子供の頃にブランコから落ちた経験のある人ならトラウマ必至だろう。キチガイ一家に追い詰められたシンシアが発狂し、一家以上の狂人と化して反撃していくクライマックスは凌辱リベンジムービーの一種とも言えるのではないか。忘れ去られし者たちの嘆きと怒りが込められたこの映画自体、DVDにもならずにVHSでしか存在しえない事実がまたこの映画の持つ怨念の力をさらに増幅させている。
アメリカの画家グラント・ウッドによる1930年の作品「アメリカン・ゴシック」
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2016-06-22T01:30:41+09:00
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キャプテン・ザ・ヒーロー 悪人は許さない
原題:THE RETURN OF CAPTAIN INVINCIBLE
本編時間:96分
制作年:1983年
制作国:オーストラリア
監督:フィリップ・モラ
脚本:スティーブン・E・ディソウザ アンドリュー・ガティ
製作:アンドリュー・ガティ
撮影:マイク・マルロイ
音楽:ウィリアム・モツ...
紹介:かつて民衆に追放され、アル中と化したヒーローが今また世界を救うために復活する!『バットマンVSスーパーマン』や『シビル・ウォー』より遥かに早い、1983年オーストラリア製作の傑作ヒーロー映画。
ひょんなことから超人キャプテン・インビンシブルとなった男はナチスと闘い、人々を救い、国民的英雄になる。しかし、50年代のアカ狩りにより共産主義との疑義をかけられ、追放されてしまう。それから数十年後、今また悪の結社が世界を征服しようと動き出す。子供の頃、キャプテン・インビンシブルから勇気を貰った大統領はキャプテンを見つけ出すが、彼はオーストラリアでアル中の廃人と化していたのだった…。 はたしてキャプテンは再びヒーローとして復活できるのか!? そして世界の命運は? というお話。このあらすじを読んだだけで燃えてくるものがあるだろう。ヒーローものと政治状況との折衷、世論に裁かれるヒーロー、引退したヒーローの復活劇、これらのテーマはフランク・ミラー『バットマン ダークナイト・リターンズ』やアラン・ムーア『ウォッチメン』の二大傑作アメコミでも描かれたもの。この2つのコミックがその後のアメコミを変えたとも言われているが、両作とも出版は1986年。『キャプテン・ザ・ヒーロー』はそれより3年も早いのだ!本作はコメディであるが、おそらく時代を先行し過ぎたためにコメディという殻で包まなければ許されなかったのではないだろうか。公聴会でキャプテンが訴追されるシーン(「赤いマントは共産主義の証し」「タイツ姿は下着でうろつくのと同じ」だと責められる!)など抱腹絶倒のダイアローグも楽しい。しかし、突如挿入されるミュージカルコメディ演出は完全に浮いており、監督のフィリップ・モラ(『デニス・ホッパーの マッド・ドッグ・モーガン/賞金首』『ハウリング II』『ハウリング III』)の映画術はスベっている。脚本が素晴らしいだけにもったいない。「毒のある笑い」「ミュージカル演出」「ヒーローへのシニカルな視点」本作の要素を並べてみて分かったのだが、ティム・バートンこそ適任ではないだろうか。彼のリメイクによる再映画化を望む。とはいえ、本作にはシナリオ以外にも見るべき点は多く、吸血鬼役でおなじみのクリストファー・リーが悪のボスを演じていたり、キャプテンと行動をともにするのがたくましい女性警官だったりする(今では普通だが80年代前半のヒーローものでは新しいだろう)。満点の映画とは決して言えないが、時代を先取りしたその先見性には敬意を表したい。
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2016-05-10T14:45:18+09:00
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修羅の狼 蜘蛛の瞳
本編時間:83分
制作年:1998年
制作国:日本
監督:黒沢清
脚本:西山洋一 黒沢清
製作:池田哲也
企画:武内健 神野智
プロデューサー:土川勉 下田淳行
撮影:田村正毅
照明:佐藤譲
美術:丸尾知行
録音:井家眞紀夫
編集:鈴木歓
音楽:吉田光
製作...
復讐を遂げた男。魂が空になった者が見る風景とは。
黒沢清監督、哀川翔主演『修羅の極道 蛇の道』と直接の繋がりはないが、姉妹編と言える作品。スタッフも同じで、同時期に続けて撮影された。『蛇の道』では娘を殺された男が復讐を遂げていく物語だったが、本作ではそれを果たしてしまったあと、抜け殻になった男の辿る道が描かれる。「スカイダイバーが落下中にパラシュートがないのに気づいた。恐怖のあまり失神した男が目を覚ますと、まだ落ち続けていた。もう男は恐怖も何も感じなかった」−劇中に出てくるこの台詞が本作のすべてを言い表している。「心ここにあらず」という表現がまさに適切な哀川の演技は心底恐ろしい。共演はダンカン、大杉漣、菅田俊、寺島進、阿部サダヲ、佐倉萌と今では実現困難な豪華キャスティング。哀川と大杉漣の禅門答のようなやり取り、主人公夫妻の異様な関係、そして突如この世に現出する亡霊。また、本来のタイトルは『蜘蛛の瞳』(DVD版も同タイトル)であるが、ビデオ発売時はヤクザ系Vシネのカテゴリーとして『修羅の狼 蜘蛛の瞳』のタイトルになっている。
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2016-02-14T16:26:26+09:00
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修羅の極道 蛇の道
本編時間:85分
制作年:1998年
制作国:日本
監督:黒沢清
脚本:高橋洋
製作:池田哲也
企画:武内健 神野智
プロデューサー:土川勉 下田淳行
撮影:田村正毅
照明:佐藤譲
美術:丸尾知行
録音:井家眞紀夫
編集:鈴木歓
音楽:吉田光
製作協力:ツイ...
見てはいけないものを目にした人間に現れる表情とは。人間が狂う瞬間をカメラは捉えてしまった。黒沢清×高橋洋×哀川翔×香川照之で送る、戦慄の不条理スリラー。
娘をスナッフビデオのために惨殺された男が謎の塾講師の助けを借りながら、復讐を遂げていく…。 単なる復讐バイオレンスに留まらず、不安感の漂う不穏な画作りや、心ここにあらずな登場人物。『CURE』と並んで、90年代の黒沢清を語る上で重要な傑作である。『リング』『狂気の海』『恐怖』で知られる、高橋洋による脚本は論理を超えた不条理の域に到達しており、そこに禍々しき黒沢演出が加わって、いまだかつてない異様な映画ができあがってしまった。恐ろしいだけでなく、監禁されたヤクザたちのマヌケな振る舞い等、ユーモラスな面もあるのがまた凶悪。哀川翔演じる男が謎の塾で生徒たちに伝道する講義内容は、黒沢の近作『岸辺の旅』でも見られた、宇宙の真理に触れるもの。当時、極道もののVシネと思って借りてしまい、その常軌を逸した内容に放心する者や怒ってレンタル店に文句を言う者もいたという。現在はお茶の間でも馴染みの役者となった香川照之がテレビでは見せられない狂気の演技を披露しているのも見逃せない。同時期に撮られた、姉妹作品『修羅の狼 蜘蛛の瞳』と合わせて観ることでより狂気の真髄に近づけるため、本作の後に鑑賞されることをおススメしたい。また、本来のタイトルは『蛇の道』(DVD版も同タイトル)であるが、ビデオ発売時はヤクザ系Vシネのカテゴリーとして『修羅の極道 蛇の道』のタイトルになっている。
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2016-02-14T16:23:38+09:00
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン(日本語吹替版)
原題:小倩(英題:A Chinese Ghost Story)
本編時間:83分
制作年:1997年
制作国:香港・日本合作
監督:アンドリュー・チェン
製作・脚本:ツイ・ハーク
キャラデザイン:フランキー・チュン
アニメーション製作:トライアングル・スタッフ(『マクロスプラス...
宮崎アニメのクリエイターをはじめとした日本のトップアニメイターと香港の娯楽映画精神が奇跡のドッキング!世界初の2D+3Dフルデジタル・アニメーション!
遥か遠い天の国で、恋に落ちた少年アニンと女幽霊スーシン。二人は輪廻転生によって再び出会うことを誓う。しかしそのためには、妖怪やゴーストバスターズから逃れ、“霊魂再来の門”を通らなければならない。果たして二人は来世で結ばれるのだろうか…。中国人なら誰もが知っている悲恋物語『チャイニーズ・ゴーストストーリー』を日本と香港のアニメ技術の粋を結集してアニメーション化した超大作。ホラー、コメディ、アクション、ロマンスの要素がすべて詰った83分はまったくダレることなく、最後までテンションが持続する。現在の日本アニメ界が失くしてしまったエンタメの真髄にあふれている傑作。どう見ても『サクラ大戦』にしか見えない巨大からくりロボや手からビームを発射する暗黒大魔王等、宮崎駿監督下のスタジオジブリでは絶対に許されない表現が連発。多種多様な幽霊や妖怪が跋扈する妖怪タウンは後にジブリが手掛ける『千と千尋の神隠し』(2001)の原型と言っていいのではないだろうか。他にも、ゴーストバスター坊主が召喚する黄金の千手観音は『HUNTER×HUNTER』のネテロ会長の念攻撃「百式観音」を思わせ、後の日本サブカル作品に与えた影響をそこかしこに感じることができる。ビデオだけの日本語吹替版には林原めぐみや石田彰等、豪華声優陣が共演。吹替版でもツイ・ハークが犬の声を担当している(泣き声のみのため、日本語に置き換える必要がない)。
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2016-01-11T19:42:29+09:00
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