原題：THIS BOY'S LIFE
本編時間：115分
制作年：1993年
制作国：アメリカ
監督：マイケル・ケイトン・ジョーンズ（『ドク・ハリウッド』『メンフィス・ベル』）
脚本：ロバート・ゲッチェル（『ステラ』『ウッディ・ガスリーわが心のふるさと』）
原作：トビアス・ウルフ
製作総指揮：ピーバー・グーバー＆ジョン・ピータース（『バットマン』『レインマン』『カラーパープル』『フラッシュダンス』）
制作：アート・リンソン（『ディック・トレイシー』『アンタッチャブル』）
撮影：ディビッド・ワトキン
音楽：カーター・バーウェル
出演：ロバート・デ・ニーロ　エレンバーキン　レオナルド・ディカプリオ　クリス・クーパー
紹介：
これは僕の少年時代（Boys life）の物語−レオナルド・ディカプリオの最高傑作！彼の映画で本当に泣けるのはこの作品だけ！
1957年のアメリカ。暴力夫から逃れるためシアトルを離れた、母とその息子。包容力ある男と出会い、新たな生活を始めるが、男の凶暴な本性に気付いた時には、もう母子に逃げ出す気力はなかった−トビアス・ウルフの自伝小説を『ルワンダの涙』のマイケル・ケイトン＝ジョーンズが映画化した、少年の成長ドラマ。暴力以外の教育方法を知らない父親を演じるのはロバート・デ・ニーロ（唯一、息子に身のある教えが出来たのが喧嘩だけというのが悲しい）、自由と幸せを求めるも生活のため、暴力夫に耐える道を選ぶ母親役にエレン・バーキン。そして、自らの弱さを受け止め、人生を掴もうと歩み出すレオナルド・ディカプリオ。本作でのレオは『ギルバート・グレイプ』を遥かに超える名演技。観賞した誰もが、まさか彼に泣かされるとは思わなかっただろう。ハンカチを用意して観てほしい。また、この映画の真のテーマは「暴力から逃れるために必要なのは学問しかない」である。